2009年9月2日水曜日
ジャラパゴス - 文化人類学的朝
今朝はスーツにした。9月になったからでもなく、涼しくなったからでもない。ただ、仕事と気分の関係だ。昔は夏でもスーツにネクタイでがんばったが、この温暖化でそうもいかなくなった。というのは単に言い訳。やはり、ルーズになった事は否めない。さて、「衣替え」。以前にも書いたが、これは日本独特で、ガラパゴスJapanの証明みたいなモノだ。しかも、平安時代からの習慣というからすごい。つまり、「かたち」の典型だ。今風に言えば、On Schedule(かたち)。On Demand(ちから)ではないという事。On Demand的社会では、「自分」が着たいもの、着るべきもの、着れるものを着る。だから、NY生活を思い出せば、街には、Tシャツもいれば、セーターも、スーツもそれぞれバラバラにいる。どうでもよいが、香港。昨日は背丈の話を書いたが、今日は「態度」。地下鉄が混んでいた。どうなるかと見ていたら、車内には結構余裕があるとは思ったが、無理に乗り込まずに、何人もが次車を待った。NYと同じだ。日本では、どんなに混んでいても、無理やり押し込んでくる。中国、インドのすし詰め列車の映像を思い出すが、香港人はシャイなのだろうか。外で酒を飲まないのは、「人に醜態を見られたくないのだ」と、ご一緒した方から聞いた。今日の一枚は、宿泊したホテルの「W Hong Kong」の屋上(76階)プール。
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