2009年5月14日木曜日

今ここにある危機 - 座して待つか、、、

2008年の国連統計によれば、世界の人口は約68億人で、1.18%/年の伸び率だ。単純計算すれば25年後には34%増えて、91億人を超える。その間に、日本の人口は1.27億人から1.25億人に減るから、占める割合は、1.86%から1.36%となる。つまり、相対的に日本人の数は希薄化し続ける。しかも益々老齢化が進行するから、国力は間違えなく下り坂だ。若者は負担が増え続ける割に、将来が不透明で、格差社会が拡大して、マタマタやる気を無くす。資本主義の功罪は哲学へ任せるとしても、とりあえずの世界はこれで動くしかない。という事は、国家施策としての若者へ夢を与える目に見えるプロジェクトを連発するしかないか?

2009年5月13日水曜日

世界資本主義 - 歴史は終ったか?

一人っ子政策なんてのは無視して、中国の人口は爆発的に増えていると思ったが、調べてみれば間違。1990年に出生率が2.0を切って今は1.5くらいらしい。このままだと2025年にピークを打ち、日本のように人口減少へ向かう。しかし、インドはやはり今でも2.9で、このまま行けば2050年には16億で中国を抜く。ついでに調べると、どうもアフリカやその他アジアあたりがバンバン増えて、ロシアなどの北国やどこかのビジョン喪失国などが減少する。しかし、世界人口は毎日20万人増えていると言うから、このままでは間違えなくアジア・アフリカ食糧危機だ。という背景も、2008年夏までの原油、穀物などの現物バブルにあったのだろうか。「今後の世界はどうなるか?」。近代社会成立の原点から勉強しだしているが、とりあえずは今後50年くらいの世界の構図も頭に入れようとしている。

2009年5月12日火曜日

ホッブス、ルソー - そしてヘーゲル

北方謙三には実にたくさんの著書がある。2年前に水滸伝に出合ってから読み進み、その後太平記あたりの日本ものを中心にほぼ制覇した後、春からは初期のハードボイルドに手を出したが、毎日読んでも後が尽きない。最近は夢に出るまでになったので、これはまずいと、多少他のジャンルも混ぜだした。という事ではないのだが、昨日から竹田青嗣の「人間の未来-ヘーゲル哲学と現代資本主義」を読み出した。2度の世界大戦、冷戦、そしてその後の行き着いた「世界資本主義」。今はそれが崩壊しつつあるように見える。今後の日本を考えるにあたり、やはりこの世界の再理解を元にするしかない。というのが、この本の主題だ。昨年帰国したが、ようやくカルチャーショックから抜け出しつつあり、怠惰に無思想化した心身の再構築モードだろうか。最近、近しい人から、小学校の先生をしていた知人の娘が自殺したという話を聞いた。モンスター親と無責任教頭の板ばさみだったそうだ。アメリカはいい国ではない。しかし、こういう悲惨な日本の現状を見ると、社会構造をもう一度考えてみたくなった。

2009年5月11日月曜日

Peaceful Weekend - 軍隊アリと洞窟画

土曜日は、この季節の恒例で、生垣の木(かいずか?)の伸びだした新葉の剪定と生い茂る笹の除去をした。家の周りの竹は、昔はささやかだったのだが、ここ数年、裏は日光を求めて、上へ上へと伸びまくり、表は、生垣沿いに低い笹となり横展開を見せた。昨年末の漏水騒ぎも、この笹の根が下水溝をふさいだのが原因だ。さて、日曜。30度の暑さになったが、橘田さん、松原さんと石岡Wでゴルフへ出かけた。橘田さんの新車で、3人で仲良く(?)おしゃべりしながらで、スコアはともかく、楽しい一日。話題は多岐だが、仕事談義は結構真面目。ビジネスは、ゴルフコースで作られる。これは日米とも同じ。夜は、一人だったので、目面しくTVを見ながら家で食べたのだが、そのTVが面白かった。「軍隊アリ」の話と、「アフリカの洞窟画」の話。洞窟画は2万年も前の物だそうだ。