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IBANOのなんとなくグローバル
The Torch Is Going To Be Passed To The New Generation
2009年7月17日金曜日
NY友の会 -松島さんを囲んで
四半期に1回くらいのペースだが、NYでご一緒していた方々と有楽町の外人記者クラブで「快飲」するのを楽しみにしている。昨晩は、ちょっと早く着いたので、松島さんを独占、元の勤務先の話とか、映画の話とかに花を咲かせた。企業生活を卒業しても、それぞれ業績は気になるもので、「ああだ、こうだ」とこき下ろす。今回は、今年帰国の郡司さん、常連の水野さんで、計4名。幅広話で盛り上がる。松島さんは、相変わらず映画試写会生活だそうで、15本/週ご覧になるそうだ。「今後の傾向は?」に、「やはり3Dが伸びそうだ」との事。確かに、我が家も地デジ、HV化したが、家庭機材が高度化すれば、劇場での差別化は、そんなところだろう。しかし、NYでの劇場行きの楽しみには、もう一つあった。それは、「観客の盛り上がり」だ。いいところで、拍手が沸く。インディージョーンズ、インディペンダンスデー、逆襲開始で、悪をやっつける時の盛り上がりは、今でも忘れない。
2009年7月16日木曜日
ユングの元型 - 集合的無意識
「心の不思議を解き明かす」(林道義)を読んでいて、ユングについて少し調べた。カール・グスタフ・ユング(1875-1961)は、精神疾患者らの語る内容に多くの共通点があること、又それらが世界各地の神話・伝承とも一致する事が多い事に気づいて、人間の無意識の底流の共通素地が存在すると考えて、「集合的無意識」とした(Wiki)。そして、それを想起する力を「元型」とした。「どこかで聞いた話だ」、と考えてみれば、レビィ・ストロース(1908-)の「構造主義」に似ている。晩年に「神話研究」するという共通点は、この時代の「人間研究」の流れか。認知科学が進んだ現在では、「こころの計算機理論」で、心は多くのモジュールの積み重なりだと考えるのだが、心身の発達課程で形成される、膨大な下流モジュール達が無意識化してゆく「かすかな」記憶が、ヒトに共通なものだと言う事か。そして、それを神秘的なものとして、伝承された物が、神話なのかもしれない。意味・意識は身体性の後から来ると考えられている。ところで、腰・背はまだ痛い。
2009年7月15日水曜日
グローバルを見る目 - 彼我の差
「アメリカでは必要な物が必要な場所にしかなかったな」。これが、2年間留学して昨晩帰国した3男のしばらくぶりに見た日本の感想だ。アメリカと言っても、イリノイ大学はシカゴから電車で3時間も東南にいったトウモロコシ畑のど真ん中だから、そうだったのかもしれない。しかし、そういわれて考えてみると、街のつくりや、道路などの公共施設、会議、セミナーやスポーツ大会などの運営。どうも、Redundantな部分や、不要なコストが多いような気がする。道路の信号や、標識、表示も「規則」と「安全と言う名の責任回避」が多くないか。東京マラソンも、NYと比べてみると、警備、サポート、アメニティーにかける費用は、倍のような感じだ。流通だって、何層にもなり、それこそWork Sharingを昔からしていたのではないか?閉鎖社会のなかで生きてきた日本。3男のアメリカ生活2年間は、「グローバルを見る目」の核心を捉えてきたと言える。ちょっと嬉しい。
2009年7月14日火曜日
痛いのは背中だ - ドック
恒例の人間ドック。あれこれ検査後、医師の所見。ここ2年でまず言われるのが、「すごい本数を折りましたね!」だ。3年前の青山墓地わきをジョギング中に意識不明となり、転倒。頭蓋を強打し、肋骨5本を折った。冗談でなく、倒れた方向が悪ければ、車に轢かれて、それこそ、墓地行きだった。この話はちょっと古くなったが、紛れも無い証拠が、この毎年のレントゲンに残った。レントゲンは偉い(イラスト)。しかし、健康診断やドックでは胸部しか映さないが、私が今痛いのは、ぎっくり腰の後遺症からくる背中痛だ。
2009年7月13日月曜日
Which Do You Like? - 日米
土曜日はタイで何度もお世話になったM氏とゴルフをした。M氏も長年の駐在を終え、昨年帰国した。帰国直後にバスで出くわした事があるが、通勤が大変そうだった。タイでは歩く事は稀だったからだ。1年たって、ようやく日本にも慣れてきたということで、ゴルフとなったわけだ。さて自分。NYから帰国して、かれこれ2年程になるが、どうもいまひとつすっきりしない。昨日は選挙への行ったのだが、どうもこの国は住んでいて面白くない。面白くないというか、人を駆り立てるような力というか、熱気というか、ダイナミズムがない。高度成長時代が終っても、つい最近まではあったような気がする、豊かになろうとか、がんばって這い上がろうという気合も希薄になったようだ。老人は金もあるし、年金・福祉もそこそこある。しかし、若者は所得も低いし、将来に夢も見出せない。集中した富は世襲され、格差というか階級の固定化が始まる。こうしてみると、アメリカと言う国は、UP/Downはあるリスクの大きい国だが、ダイナミズムに溢れた、「面白い」国だったかもしれない。すくなくとも、息苦しい国ではなかった。
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