2009年9月4日金曜日
都市のかたち - 生活空間
「東京には空がないといふ」たのは、智恵子。こうしてみると、空というより、海も、山もない。もっとも、高層ビルに登れば、東京湾や山が見えるが、それらは遠い。つまり、だだっ広い平野で、そこがコンクリートのビルで覆われている。記憶をたどればシカゴが似ているが、緑の多さが圧倒的に違う。香港。狭いエリアだが、海に山が迫り、高層ビルが立ち並ぶ、サンフランシスコやシアトルに似ているか。マンハッタンもコンクリートジャングルだが、海、河、そしてNJやLIの緑が近い。こう考えると、屋上緑化というのは、まんざらのアイデアではない。飛躍はあるが、2016東京五輪となれば、色々な事が変わってくる。香港の写真は今日で終わり。Wホテルのエレベーターロビー。ちょっと判りにくいが、書庫のようになっていて、UP/DOWNのボタンも開いた本もどきにまぎれている。部屋のドア表示も見開き本のレプリカ。
2009年9月3日木曜日
Θ波と海馬 - 興味と変化
知恵熱だったのかもしれない。日曜日に帰国してから体調が悪く、珍しく3日間アルコールを抜いた。もっとも、香港で、その3日分ほど飲んだのかもしれない。どうでもよいが、たまに海外へでると、数日は余韻を楽しめる。というか、数日経つと、体験が脳でこなれてきて、構想、思考へとリンクし始める。もっとも、それは一人で悶々と考えているだけではダメで、誰かと会話しながら、新しい思考がまとまってゆく事が多い。さて、今回も滞在中の5感、6感から、アジアのエネルギー、日本の今後などへ思考が及んだ。何回も書くが、脳の海馬周辺から出るシータ波は、新規環境や興味力に対して多く出る、多く出ると記憶力、思考力が高まるという研究がある。その逆かもしれない。海馬がそうなのだが、人間の心身は、絶えず変化する環境に対峙、対応する事で、恒常性が保たれていると思われる。だから、変化や興味が必要なのだ。今日の一枚は、香港島の高層オフィスから見た、九龍地区に建設中の超高層ビル。Wホテルはその向こう側。
2009年9月2日水曜日
ジャラパゴス - 文化人類学的朝
今朝はスーツにした。9月になったからでもなく、涼しくなったからでもない。ただ、仕事と気分の関係だ。昔は夏でもスーツにネクタイでがんばったが、この温暖化でそうもいかなくなった。というのは単に言い訳。やはり、ルーズになった事は否めない。さて、「衣替え」。以前にも書いたが、これは日本独特で、ガラパゴスJapanの証明みたいなモノだ。しかも、平安時代からの習慣というからすごい。つまり、「かたち」の典型だ。今風に言えば、On Schedule(かたち)。On Demand(ちから)ではないという事。On Demand的社会では、「自分」が着たいもの、着るべきもの、着れるものを着る。だから、NY生活を思い出せば、街には、Tシャツもいれば、セーターも、スーツもそれぞれバラバラにいる。どうでもよいが、香港。昨日は背丈の話を書いたが、今日は「態度」。地下鉄が混んでいた。どうなるかと見ていたら、車内には結構余裕があるとは思ったが、無理に乗り込まずに、何人もが次車を待った。NYと同じだ。日本では、どんなに混んでいても、無理やり押し込んでくる。中国、インドのすし詰め列車の映像を思い出すが、香港人はシャイなのだろうか。外で酒を飲まないのは、「人に醜態を見られたくないのだ」と、ご一緒した方から聞いた。今日の一枚は、宿泊したホテルの「W Hong Kong」の屋上(76階)プール。
2009年9月1日火曜日
Dry or Wet? - Big mouth, anyway!
香港も地下鉄が便利だ。空港からはエクスプレスが2重ルートで、もったいない気もするが理由は知らない。その地下鉄に乗ると、気のせいか、総じて背が低い。NYやロンドンと比べてしまうせいかもしれないが、今年初めに行ったソウルでは感じなかった。で、調べてみると、、、男性の平均身長は、170.7cm/日、 169.7cm/中、 173.3cm/韓、 175.0cm/米、 178.1cm/英で、香港のデータはないが、やはり中国人は背が低い。ちなみに、判るデータで一番高いのは、180.2cm/独、低いのは 165.0cm/ベトナムとなっている。何故身長が気になったかと言うと、家族への土産の服を見立てる時に、店員から「どの人くらいか?」と居た店員達から選べと言われたからだ。どうでもいいが、香港人(中国人?)はレストランで酒を殆ど飲まない。飲むのは、外国人だけのようだ。夕食。現地人が多い(美味しい)店だったので、仕事でご一緒した日本人と二人で、紹興酒を飲んで赤い顔をしていたのは、やはり我々だけだった。だからか知らないが、香港人はよく食べる!ところで、今日の一枚は、ビクトリアピークからの眺め。35度くらいだったので、汗だく。
2009年8月31日月曜日
Kill or Save - 言葉の違い
香港は「買と食」の都市と言ってよいと思った。木曜日の夜9時に羽田を発ち、日曜日朝7時に帰国した。何年ぶりだろう。というか、香港には立ち寄った事はあるが、2日間(!)も滞在したのは始めてかもしれない。今回は、ちょっとした仕事で行ったのだが、後は自由。ホテルでの休養と、運動、観光、買い物と時間を使った。写真も少し撮ったので、数日はこれらをUPしようか。今日の一枚は、まず昔の香港。おなじみの風景だ。これは「女人街と」言って、とにかく雑貨、土産、パチ物を売る店が軒を並べる。台風の影響という事で、30度を超える蒸し暑さだった。さて、成田からは昼便もあるのだが、今回は羽田発着にしたので、夜行便だ。アジア便はこの手の夜行が多いのだが、やはり参った。往路の到着は夜中1時過ぎで、ホテルに2時過ぎ。帰路は離陸が夜中2時だから、夕食後も数時間は時間をつぶさねばならない。コンシアージで、「I have to kill time until departure」と言うと、「You want to save time, right?」と返った。聞き間違えかもしれないが、中国語ではそういうのか。そう思ったのは、とにかく中国語がわからない。元々判らないのだが。北京、上海などでは、少しはわかった。香港はマンダリンなのだ。
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