2009年4月8日水曜日

淘汰と適応 - コンピテンシー

200万年前から4万年前までの「進化適応環境(EEA)」の中で、ヒトは進化し、現在のDNAを形成したと言われる。昨日は「道徳はDNAの設計図の中に組み込まれている」と書いた。とすると、マンモスを追っかけていた時代には既に道徳的行動をしていた事になる。まさに「高貴な野蛮人」だ。これを正確に言えば、現代において道徳的というような行動をする種が、生存確率が高かったという事になる。近親相姦忌避をインセストタブーと言うが、現代では「ウェスターマーク説」と言って、それもDNAに組み込まれた生物生存確率増大のダイナミズムだ。ヒトは幼少期を過ごしたヒトとは、交わらない行動特性を持つ。動物は、子が独り立ちの年齢になると、故意に生活圏を分ける、というより追い出す。アメリカでは、成人すると同様な傾向があるが、最近の日本は違う。平和ボケ、豊かさの達成、社会構造、理由は色々あるだろうが、DNA的に結論付ければ、日本人の生存確率は間違えなく下がってゆく。

0 件のコメント:

コメントを投稿